一枚ではまったくもって足りない涙と鼻水を

優のくれた一枚のティッシュでぬぐった。



優は、また一枚だけをティッシュの箱から取り出すと

俺の顔を撫でるようにフンワリとゆっくり拭いてくれた。



それが、こそばかゆく俺は思わすクックッと笑いがでた。



その俺の顔を見て優は安心したように首を横にかしげながら目をクリクリさせて



「イタイノ トンデッタカァ??」と尋ねた。




これまた関西弁。。。。



そんな優が可愛く愛しく思えた。