しばらくの間、店に連絡も顔も出さない日々が続いた。



置きっぱなしになっていた携帯の着信音が鳴る。

携帯の画面に目をやるとオーナーからだった。



もうそろそろ連絡があるだろうと思っていた矢先だった。

取りあえず顔を出せ

という命令で俺は店に行くことにした。




みんなが揃っている。


店の月の中間売上発表だった。



もちろん俺の名前なんて無かった。


俺の名前があった場所には


今まで俺に媚まくってたNO.2だった奴の名前があった。



みんながみんなそいつに賞賛をおくった。



手のひらを返したように俺はカヤの外だった。



そんな光景を俺は傍観者のように

少し離れたソファーに腰をかけて眺めていた。



自分にだけスポットライトが当たっていないかのような


そんな疎外感を感じながら・・・。