次の日の昼過ぎいつものようにスーツを着て

いつものように香水をつけ

いつものように時計をはめて


俺は当たり前のように自然にいつものように家を出た。



昨日の心のざわめきに蓋をするかのように・・・。




店はいつものように賑やかで、いつものように俺目当ての客が来た。




でも、俺はいつものようにその客に話することが出来ないでいた。



高いボトルをあけさせる


そんなことに執着していたこの俺が



NO.1であり続けることに執着し


嘘も平気で口から溢れるように出てきていた



この俺だったのに・・・。



なんとなく、自分自身にの気持ちに嘘をつくことに抵抗を感じて



今までの自分が少しちっぽけに思えた。




そして、虚しさも感じていた。