きっと、それもこれも沙月の躾けというか真似なんだろうと思う。

優のあちこちに沙月の影が感じられる。

2歳から発せられる言葉が関西弁交じりなのも

沙月が京都出身だからだろう。


きっと沙月は優に

「かわいいねぇ」と声をかけ

痛がって泣く優の背中を撫でながら

「もう、泣かなくてもいいよ。」

「痛い 痛いの 飛んでけ~」

と優しく話かけてやっていたのだろう。



そんな、沙月の優しさが優をこんなにも優しく心の澄んだ子にしたんだろうな・・・。
と思った。