ホンノ何日か前


俺はツケの貯まっている女に支払の請求のため呼び出した事があった。


その時、優もどこに置いておくことも出来ず連れて行った。


オーナーの甥ということにして。



CAFEで女と待ち合わせをした。


派手な格好をした女と

茶色い髪にスーツ姿の男

その二人に不似合いな２歳児。



そんな奇妙な３人が机をはさんで座っている。



優は氷のいっぱい入ったオレンジジュースを精一杯首を伸ばして飲んでいる。



幼児が来るような店では無いその店の机と椅子は高く

優は足をブラブラさせながら氷をストローで突つきながら遊んで飲んでいる。



優を見た途端、その女は


「えーーーかわいいぃ！！」から始まり

誰の子だとか、何歳だとか、名前は？とか思いついた事を

軽いテンションで聞きまくっていたけれど


金の話をし出した途端

何かと話をはぐらかそうとするその女に俺は段々とイラついてきた。