優は俺の所まで来るとニッコと笑いスッと俺の手をとった。



その純粋さが眩しいぐらいに感じた。


少し羨ましくも感じたけれど


その反面自分の心の汚れを感じた。




いつからだろう・・・・。

純粋に思った通りに行動出来なくなったのは・・・。



オーナーの彼女に会釈をし、優の手を引いて公園を後にした。



車に乗り込み優にシートベルトを着けながら


なんだか嬉しそうな優に聞いた

「今日はどこに行きたい?今日は休みなんだ。」


本当なら休みの日は夕方近くまで寝ている俺だったけれど


今日は優の好きな所に連れて行ってやりたく思った。



優は「コンビニ!」と答えた。


俺は思わず「プッ!!」と吹き出してしまった。


「えっっ!!コンビニ??遊びに行くんじゃなくて?」

「うん!!お姉ちゃんに会いたいの☆」



俺はその言葉を聞いて少し嬉しくて口元が緩んでしまう。


確かに俺も会いたい・・・。


毎日の締めとしてのオアシスみたいなものだから。