「おはよ」

彼女が爽やかな笑顔でコーヒーを手渡してくれた。


「おはよ。ありがと。」

照れくさくて、嬉しくて、なんだか言葉が続かない。


「あたし、今日仕事なんだ・・・本当は休みたいんだけど・・・そうもいかないし・・・
残念・・・

もっと一緒に居たいのに・・・。」

彼女がコーヒーを一口飲んで俺をチラッと見ては恥ずかしそうに笑った。


「そっか・・・俺もマンション帰って整理するものあるし。仕事頑張ってね。

また、夜電話するわ。」



「うん。仕事終わったら連絡するね。」


「おう。仕事場まで送るよ。

昨日は・・ありがとう・・・」


彼女の綺麗な髪を撫でながら、細い首筋と口にキスをして、また抱きしめた。