「ちっちゃい時はこんな煙、気になんなかったのに・・・ね。」

「やっぱなんでも、現実的になんじゃね?!純粋さが奪われちゃってるぅ~?」

「ちょっとショック・・・でも煙いもんは煙い!!」



二人で両手に花火を持ってクルクル回しながらウロウロしては

どうやったら煙が来ないかを競い合いながらゲラゲラ笑った。



あっという間に花火は無くなって、何故か暗黙の了解の様に線香花火だけが最後に残った。


「これならマンションでも出来るんじゃない?優ちゃん喜ぶだろうしこれだけ持って帰ったら?」


「また、マンションでするわ。でもちょっとだけしてみたくない??最後の締めに」



「そうだよねぇ・・・やぱっりね最後と言えばだもんね、ちょっとだけしちゃおっか?!」