晩ごはんの材料とそれ以外にもついつい気になる物を買い足して

買い物カゴは溢れそうなぐらいいっぱいになった。


もちろん、優の手にはいつもより大きな袋のラムネが握り締められたまま


レジに着いた。


レジを打ってもらう為に優の大事なラムネはカゴに入れられてしまった。


「ボクノ ラムネハ??」


そう悲しそうに言った優に、レジのおばさんが


「もうレジ打ったから、‘ママ’からもらってね。」

そう笑顔で優に言った。



その言葉を聞いて

彼女は少し恥ずかしそうに微笑みながら優にラムネを手渡した。


なんだか俺も恥ずかしいような

可笑しいようなそんな気持ちになった。




パンパンになった袋を2つ持って


なんとなくギコチナイ


それでいて仲良く3人並んで車まで手をつないで歩いた。



まるで、家族の様に・・・