彼女と俺と優と3人揃って誕生日ケーキなんて選んでいたら

はたから見ると家族に見えるんだろうなっと思うと

なんだか少し恥ずかしいけれど


嬉しく幸せな感じがした。


ライオンとウサギが笑顔で座っている

なんとも自然界では在り得ない状況のケーキを優は選んだ。



ケーキと優を乗せたカートを俺が押して

彼女は野菜を手に取り俺に話しかけてくる。


そんな光景が、仲の良い夫婦みたいでもっと嬉しくなった。



「ビーフシチューなんかは?」

彼女がじゃがいもを片手に持ちながらそう言った。


「ビーフシチューなら誕生日もありだしね。」


「じゃあ、ビーフシチューと・・・あたしスパゲティつくろっか?!」


「うんうん。是非ぜひ ♪♪♪」


彼女の手料理が食べれることになって

優の誕生日に心から感謝をした。



男っていうのは、何故に好きな女の子が料理してくれるとか

お弁当を作ってくれるとかが物凄く嬉しいんだろう・・・。


意味もなく嬉しくウキウキした気分になってしまう。