すべてが失われたかのように感じたあの日。

すべてに虚しさを感じ

すべてに嫌気がさして


すべてが無くなってしまった様に感じたあの日。



でも、俺がそんなどん底にいると思っていても周りはいつも通り変わりがなく



俺自身いつも通り腹も減る。



今まで生活が一変すると感じて怖く

何もかもが終わりに感じてしまったけれど


朝は同じようにやって来て、同じように夜が来る。



俺の存在がチッポケだとか、俺の悩みが大した事が無い訳ではなく


人間、いつでも、どこでも、どうやってでもやり直しが出来るようにできている。



俺はそう感じた。


みんな何かを背負い、何かに追われ、そうでしか生きれないこの世の中だけど


何かにつまづき、倒れても


自分を信じて、自分の大事なものさえ分かれば


いつでもスタートがきれる。



そんな気が今の俺はしている。



俺にはまだ、大事なものがはっきりとは分かってはいないけれど

また違う自分が発見出来る

そんな風に考えれば、先が見えない事も恐怖には感じない。



人生、終わるまで自分との戦いと発見なのかもしれない。


そして、大事なものがはっきりと見えた時


人はまた失うことを恐れ走り続ける日々が始まるのだろう。


俺は、今度は何かの大事なものの為に走り続けることを

少しでも楽しく感じれるようになるために


少し迷走してみたいと思った。