プップップップッ

トゥルルル~  トゥルルル~

繋がっちゃった・・・。


呼び出し音が今の俺にはthinking time。


なんて言おう。


考えてから掛ければよかった~~~。

心電図なんてどうでもよかった~~~。



あ~、そう食事、食事を誘おう。


 あ~なんて誘おう・・・。



長いような、短いような、じれったいような、まだ出てほしくない様な、


なんとも言えないこの間。



と、ガチャ!!



「もしもし・・・」

彼女の声で俺の頭の中は真っ白以上の真っ透明になった。



「もしもーし・・・」

彼女がもう一度繰り返した。



やばい、何か言わないと切られる。



「あっっ。俺、秋山、秋山 春嬉だけど、ももちゃん?」


「あっ春嬉さん!電話番号聞いてなかったからわからなかった。どうしたんですか?」



「あ、あのメールもらったから、あの、ご飯食べに行かないかなっと思って・・・。」


馬鹿!!それじゃ今日みたいじゃねーかよ!!

あっ・・・かっこわり~・・・。


なんかメールがきて早々、誘う奴なんていねーよ。なんか、その前に話すことあっただろ



心の中の俺に怒られる。

「えっ、今日・・・。

(そらそう思うよな。今日、しかもこんな時間に・・・ありえないよな。)

私、食べちゃたんですけど、春さんまだですか??」