「ひ、菱くん…っ」



─ギュゥッ!





テンションMAX、キュン度MAX、思い切り菱くんに抱きついてしまいました。



すると菱くん、誕生日だからか、少し力を込めて、ギュゥと抱きしめ返してくれました。



ビバ誕生日。

「…ネックレスとか、女の子が欲しそうなものとかかってあげてないんだけど…」



「そんなの全然いらないよっ!!菱くんがお祝いしてくれるだけで私本当に嬉しい!」





そう言い菱くんにへへっと笑いかけると、菱くんは少し驚き、そして頬を薄く染め、ぽそぽそと話し始めた。





「橋ちゃん…本当最高。いつもありがと」




驚きやら照れやらで言葉がでない私に菱くんはたまにしか見せない笑顔でキスをしてくれました。




「俺もたまにはやるでしょ」



「は、はいっ…」






補足、菱くんはやるときはやる男らしいです。