その後5分くらいやまは硬直していたが、暫くするとハッとし、俺の顔をみてとても残念そうな顔をした。




「そうか…忘れてたけど、お前イケメンだったもんな…」




「え、忘れられるイケメンとかいるの?あ、俺か。てかやまに言われたくないね」





「丸くてつぶらで純粋な瞳…」






「え?」





「さらさらでつやつやの黒髪に真っ白なお肌…」





「」





「全身から醸し出される清廉ででも愛らしくて
かわいくてかわいくて純粋な白石学園の橋さんがお前の彼女だとおおおおおお!!??」






「橋ちゃんそんな有名だったのか…」



「聞けや」





確かにかわいいけど、知れ渡っている程とは知らなかった…。





「あーまじかよーうわーまじかよー」




「あ、そろそろ昼休み終わる…やま、次移動だよ。ロッカーから俺の荷物取ってきて」





「あーもーあーーー」





意味不明な叫びを発しながらやまはいつも通り俺の教科書達を取りに廊下に向かいましたとさ。



おしまい。(という名の強制終了)