~気まぐれ男子と学校。~
「なぁ、菱って彼女いんの?」
「ん?」
「いや、だから彼女いんのかってこと」
「ん」
「あーはいはい面倒だから答えたくないということですね分かります」
「え、答えたじゃん」
「え」
どーも。ところ変わりましてと言うか語り手も変わりまして、こんにちは、菱です。
何故変わったのかというと、まあ、大体察してるでしょうけど、気まぐれです。
なんか楽しそうだなと。
─さて、説明入るか。
今まで作者がおざなりにしてきた(強調)俺と橋ちゃんの学校生活について。
俺と橋ちゃんは別々の高校に通っています。
俺が共学で、橋ちゃんは女子校ね。
んで、学年は同じ高校二年生。中だるみとか言われるけど、俺は全だるみだから問題はない。
とまあ、これぐらいしかないけど。
「おい菱、何でお前目閉じながら上見てんの?瞑想してんの?」
あ、ちなみにこいつ↑は同じクラスの山内。やまって呼んでる。(短いから)
「…え、してた?」
「うん」
「あ、そう…」
中々難しいね…この職業(?)。
「って、いやいや、そうじゃなくて。お前、さっき言ったことまじで?」
「え?何の話」
「だから!!お前に彼女がいるって話!!!!」
「ちょ、声大きいし」