ピンポーン…
家のインターフォンが鳴り、私は心臓が飛び跳ね急いで玄関に向かった。
今日は特に予定もなくお母さんと洋平もいない日で、朝から1人でのんびりとしていたら急に凌哉が家に来ることになった!
慌ててほんのりとメイクをして、部屋着からかわいいルームウェアに着替えてスタンバイしていた私。昨日は凌哉くんの誕生日だったし、今日も凌哉くんに会えるならいい日になりそうだな♪
「はーい」
ガチャ…
玄関のドアを開けると、ラフな服装の凌哉くんが立っている。それだけでドキドキする…
「差し入れ」
「え…」
そう言って私にコンビニの袋らしきものを差し出す凌哉くんは、家に入りドアを閉めると玄関で靴を脱いだ。
「あ、プリンだ~どうもありがとう!うちの家族はみんなプリン好きだから喜ぶよ」
私はお土産にもらったプリンを持ってキッチンへ行くと、凌哉くんは部屋の中をキョロキョロと見渡していた。
「お前1人なのか?」
「あ、うん!お母さんと洋平美容室行ってるんだ」
プリンを冷蔵庫にしまい、ペットボトルのジュースを2本取り出して凌哉くんに近づく私。
「なんだ…家に1人で暇なら連絡しろよ」
「…しようと思ったけど…自分から連絡するの緊張するじゃん」
実は朝からずっとスマホばっかり見てて、今日は凌哉くん何してるんだろ…って思ってたんだよね。
そしたら凌哉くんから電話が鳴ったから、すっごくびっくりしたしうれしかった!
「緊張って…今更じゃね」
「う…そうなんだけどね」
でもまだ付き合って間もないんだから、やっぱり緊張することばっかりだよ。凌哉くんに慣れたってことはまだないなぁ…
凌哉くんにジュースを渡すと、私達はリビングのソファーに腰掛ける。
「サンキュ。喉乾いてたんだよ」
私から受け取ったジュースを開けて、グビグビと飲む凌哉くん。
「外暑かったでしょ?クーラーもっと強める?」
「そうしてもらおうかな。これから沙世っぺと一緒だから暑くなりそうだし」
「な゛っ…」
クーラーのリモコンを操作する手が震える。こういう時ってなんて返したらいいの?
やっぱりまだ慣れてないや…
「沙世っぺ?」
「ひぃっ…」
リモコンをクーラーに向けて温度を設定している私の後ろから抱きつき、私の顔を除き込んで来る凌哉くん。
一気に固まる私は顔が真っ赤になる。
「さ…沙世っぺって…その呼び方何?」
なるべく普通にしようと平然とした顔を装いながら、凌哉くんに話しかける私。
「沙世っぺは沙世っぺだろ。俺がつけたあだ名」
「あだ名って…」
さっきの電話から私のこと「沙世っぺ」って呼んでたから、さり気なく気になってたんだよね。凌哉くんがあだ名を付けてくれるのは嬉しいけど…
「だって沙世が俺のこと中々「凌哉」って呼び捨てで呼んでくれねえからさ。あだ名でも付けあったらもっとお互い近づける気がして…」
「…!」
そういうことなの?
「凌哉って呼んでよ」
「でも…私からすれば「凌哉くん」て呼ぶのはあだ名みたいな感じなんだよね…」
「え?そうなの?」
キョトンとした顔をする凌哉くん。
「うん。「凌哉くん」て呼ぶの好きなの…皆は「尾神くん」とか「凌哉」って呼ぶでしょ?「凌哉くん」て呼んでるの私だけだからなんか特別な気がして…」
今から「凌哉」って呼ぶのも嬉しいけど、なんとなく寂しい気もするなぁ…
「凌哉くん」て口にする度に、いつもドキドキしたりしてたから。
「かわいい沙世」
「いっ…」
そう言って私を後ろから思い切り抱きしめたあと、凌哉くんは私の首筋にキスをしてきた。
家のインターフォンが鳴り、私は心臓が飛び跳ね急いで玄関に向かった。
今日は特に予定もなくお母さんと洋平もいない日で、朝から1人でのんびりとしていたら急に凌哉が家に来ることになった!
慌ててほんのりとメイクをして、部屋着からかわいいルームウェアに着替えてスタンバイしていた私。昨日は凌哉くんの誕生日だったし、今日も凌哉くんに会えるならいい日になりそうだな♪
「はーい」
ガチャ…
玄関のドアを開けると、ラフな服装の凌哉くんが立っている。それだけでドキドキする…
「差し入れ」
「え…」
そう言って私にコンビニの袋らしきものを差し出す凌哉くんは、家に入りドアを閉めると玄関で靴を脱いだ。
「あ、プリンだ~どうもありがとう!うちの家族はみんなプリン好きだから喜ぶよ」
私はお土産にもらったプリンを持ってキッチンへ行くと、凌哉くんは部屋の中をキョロキョロと見渡していた。
「お前1人なのか?」
「あ、うん!お母さんと洋平美容室行ってるんだ」
プリンを冷蔵庫にしまい、ペットボトルのジュースを2本取り出して凌哉くんに近づく私。
「なんだ…家に1人で暇なら連絡しろよ」
「…しようと思ったけど…自分から連絡するの緊張するじゃん」
実は朝からずっとスマホばっかり見てて、今日は凌哉くん何してるんだろ…って思ってたんだよね。
そしたら凌哉くんから電話が鳴ったから、すっごくびっくりしたしうれしかった!
「緊張って…今更じゃね」
「う…そうなんだけどね」
でもまだ付き合って間もないんだから、やっぱり緊張することばっかりだよ。凌哉くんに慣れたってことはまだないなぁ…
凌哉くんにジュースを渡すと、私達はリビングのソファーに腰掛ける。
「サンキュ。喉乾いてたんだよ」
私から受け取ったジュースを開けて、グビグビと飲む凌哉くん。
「外暑かったでしょ?クーラーもっと強める?」
「そうしてもらおうかな。これから沙世っぺと一緒だから暑くなりそうだし」
「な゛っ…」
クーラーのリモコンを操作する手が震える。こういう時ってなんて返したらいいの?
やっぱりまだ慣れてないや…
「沙世っぺ?」
「ひぃっ…」
リモコンをクーラーに向けて温度を設定している私の後ろから抱きつき、私の顔を除き込んで来る凌哉くん。
一気に固まる私は顔が真っ赤になる。
「さ…沙世っぺって…その呼び方何?」
なるべく普通にしようと平然とした顔を装いながら、凌哉くんに話しかける私。
「沙世っぺは沙世っぺだろ。俺がつけたあだ名」
「あだ名って…」
さっきの電話から私のこと「沙世っぺ」って呼んでたから、さり気なく気になってたんだよね。凌哉くんがあだ名を付けてくれるのは嬉しいけど…
「だって沙世が俺のこと中々「凌哉」って呼び捨てで呼んでくれねえからさ。あだ名でも付けあったらもっとお互い近づける気がして…」
「…!」
そういうことなの?
「凌哉って呼んでよ」
「でも…私からすれば「凌哉くん」て呼ぶのはあだ名みたいな感じなんだよね…」
「え?そうなの?」
キョトンとした顔をする凌哉くん。
「うん。「凌哉くん」て呼ぶの好きなの…皆は「尾神くん」とか「凌哉」って呼ぶでしょ?「凌哉くん」て呼んでるの私だけだからなんか特別な気がして…」
今から「凌哉」って呼ぶのも嬉しいけど、なんとなく寂しい気もするなぁ…
「凌哉くん」て口にする度に、いつもドキドキしたりしてたから。
「かわいい沙世」
「いっ…」
そう言って私を後ろから思い切り抱きしめたあと、凌哉くんは私の首筋にキスをしてきた。