「うわ…萩原さんだ。今日もクール!」
「いつ見ても怖いよね~関わらない方がいいよ」
「元ヤンだって噂だよ?こわ~」
学校へ登校中…後ろにいる女子達のヒソヒソ話が耳に入ってくる。
誰が元ヤンだつーの。
私は至って真面目です…
女子達の噂していた『萩原さん』とは私のことである。
萩原 沙世(はいばら さよ)
高校に入学したばかりの16歳。
もう些かおわかりだと思うが、私の見た目はかなりクール。
一応優しい雰囲気になるようにメイクなどで頑張っているけど、どう頑張ってもふんわりとした感じに近づけず身長も女子にしては高いこともあるし、おまけに腰まである長いブラウンのストレートの髪の毛がこれまたクールさを匂わせてしまっているのだろうか…
まだ高校入学して間もないというのに、生徒たちにはビビられまくっている。
ふと目があっただけでも『睨まれた』など、ただ歩いているだけなのに『怖い』だの今のように『元ヤン』なんて言われる事もある。
見た目クールで中身もクールだったら、なんの問題もないのだけれど…
私は見た目こんなんでも中身はめっちゃ*乙女*なんですっ!
お料理(特にお菓子作りが)大好きで、休日はよくお母さんと作っちゃったりしてるし…
学校に持っていくお弁当もほとんど自分で作ってる。
編み物や手芸も得意!毎年冬になると、家族に帽子とかマフラー作ってあげている。
最近は100ショップで売ってる小物を自分でアレンジして作って、部屋のインテリアをかわいく飾ることがブーム。
私がこんなことやってるなんて皆が知ったらびっくりするだろうな…
それに超が付く程の人見知りだから、自分から話しかけたりするのは得意ではない。
こんな見た目だから何事も積極的に行動しない私を見て、周りはきっと私のことを愛想のない子と思っているだろう…
男子とも接点は少なく、彼氏どころか好きな人だっていた事はなかった。
『別にいいんだけどね』
これが私の口癖。
周りに誤解されていてもいい…
どんなに頑張ったって、この顔を変えることは整形する以外無理だ。整形なんて怖くてする勇気ないし…
だからこのままでいい。
いつかきっと…私をわかってくれる人がいるって信じてる…
こんなおとぎ話のようなことを思いながら日々を過ごしています。
これが私です。
「沙ぁ~世っ!」
下駄箱に着いて靴を履き替えていると、かわいい声で私の名前を呼ぶ声がする。
「いつ見ても怖いよね~関わらない方がいいよ」
「元ヤンだって噂だよ?こわ~」
学校へ登校中…後ろにいる女子達のヒソヒソ話が耳に入ってくる。
誰が元ヤンだつーの。
私は至って真面目です…
女子達の噂していた『萩原さん』とは私のことである。
萩原 沙世(はいばら さよ)
高校に入学したばかりの16歳。
もう些かおわかりだと思うが、私の見た目はかなりクール。
一応優しい雰囲気になるようにメイクなどで頑張っているけど、どう頑張ってもふんわりとした感じに近づけず身長も女子にしては高いこともあるし、おまけに腰まである長いブラウンのストレートの髪の毛がこれまたクールさを匂わせてしまっているのだろうか…
まだ高校入学して間もないというのに、生徒たちにはビビられまくっている。
ふと目があっただけでも『睨まれた』など、ただ歩いているだけなのに『怖い』だの今のように『元ヤン』なんて言われる事もある。
見た目クールで中身もクールだったら、なんの問題もないのだけれど…
私は見た目こんなんでも中身はめっちゃ*乙女*なんですっ!
お料理(特にお菓子作りが)大好きで、休日はよくお母さんと作っちゃったりしてるし…
学校に持っていくお弁当もほとんど自分で作ってる。
編み物や手芸も得意!毎年冬になると、家族に帽子とかマフラー作ってあげている。
最近は100ショップで売ってる小物を自分でアレンジして作って、部屋のインテリアをかわいく飾ることがブーム。
私がこんなことやってるなんて皆が知ったらびっくりするだろうな…
それに超が付く程の人見知りだから、自分から話しかけたりするのは得意ではない。
こんな見た目だから何事も積極的に行動しない私を見て、周りはきっと私のことを愛想のない子と思っているだろう…
男子とも接点は少なく、彼氏どころか好きな人だっていた事はなかった。
『別にいいんだけどね』
これが私の口癖。
周りに誤解されていてもいい…
どんなに頑張ったって、この顔を変えることは整形する以外無理だ。整形なんて怖くてする勇気ないし…
だからこのままでいい。
いつかきっと…私をわかってくれる人がいるって信じてる…
こんなおとぎ話のようなことを思いながら日々を過ごしています。
これが私です。
「沙ぁ~世っ!」
下駄箱に着いて靴を履き替えていると、かわいい声で私の名前を呼ぶ声がする。