「色々な種類のクレープがあるんだね」


「どれにしようか迷うわね……」


「んー、僕はチョコバナナにしようかな。
楓は?」


「フルーツクレープもいいんだけど、んー……、よしっ、いちご生クリームにするわ」


「んじゃ並ぼうか」


楓がどれにするか決めたので並ぶことにした。


順番は五分程で回ってきた。


「いらっしゃいませ、何にいたしますか?」


オレンジ色をベースにした可愛らしい制服を着た女性が笑顔で受け付けてくれた。


「僕はチョコバナナを下さい」


「私はいちご生クリームを」


「かしこまりました。
出来上がりましたらお呼びするので、そちらのベンチでお待ち下さい」