楓は途端に元気になり、イスから勢いよく立ち上がると手を広げ、その場でクルリと回った。 スカートがふんわりと広がり、綺麗な円をかく。 楓は時雨に向きこう言った。 「私の“友達”はサイコーね!」 時雨はその言葉に目を見開き、そして苦笑した。 「ハハッ、ありがとう。楓もサイコーの“友達”だよ」