―もっと、刺激的な恋を。―

なぁ？郁、今日行かないか？

どこに？

ハァと溜め息を吐き、郁の頭をよしよしと撫でる。いつもの店だよ。わかんだろと言うかのように睨む。
堂上篤、現在三十五歳で有る。笠原郁、篤の恋人である。この２人が出会ったのは図書館である。
好きな気持ちを２人は簡単に出せなかった。けれど、今こうして恋人同士になっている。あぁ、やっぱりこの店だな。

ですね〜。

郁の頬が少し赤くなるのがみえた。可愛いな…って思った。郁って本当は可愛い女の子何だよな…。
郁、可愛い…

へぇっ!?

そんなに驚くなって！本当の事だろうが！

そう言われてびっくりした！まさか、あたしが可愛いなんて〜…。郁は不機嫌になる。
可愛いからな!!

や、止めて下さいっ!!教官！

郁は不機嫌になりつつ、照れ隠ししていた。