ガチャ。

翔「入れ。」

そう言って一際目を引く1人掛けの
ソファーに当然のように座る翔。

その後に続いて、光輝、風、夏、将人が
定位置であろう自分の席に腰掛けた。

メウ(私はどこに座ったらいいのよっ!)

その思いが通じたのか、翔が話しかけてくる。

翔「お前わここだ。」

そう言って指さされた所は翔の隣の
これまた目をひく真っ白のソファー。
きっとここに姫を座らせるために
用意していたのであろう。
その言葉を黙って聞き入れてメウは
真っ白のソファーに腰を下ろした。

翔「…………」

光輝「…………」

夏「…………………」

将人「……………」

風「ねえ!メウちゃん?メウちゃんって僕たちのこと怖いと思わないの?」

メウ「思わないよ。どーして??」

風「だって僕たち見た目がこんなんでしょ?だから大体は媚をうってくるか
ビクビク怯えるかなんだよ。」

メウ(確かに。髪の色は色とりどり、ピアスもいかついし顔も怖い。睨まれただけで怯えるってことぐらい納得できる)

メウ「確かに見た目は怖そうだけど中身はとってもいい人だってわかってるんだもん!だから全然こわくないよ!むしろ風くんなんて可愛いくらい!」

風「わー!!嬉しい!でもメウちゃんのが僕より断然かわいいよ~??」