美咲が出て行って2日が経った夜



俺、親父、お袋


それと大東が部屋にいた。



「2日で見つかったか!?」

親父が笑いながら言う。



「まず、何故、美咲さんがいなくなったのか、お話いたします」


大東の話だと…


実父と会ってショックを受けていた

美咲に追い打ちをかけるように

何かがあったのだと。



『その何かは、なんだ』


「組員です」


『組員だ?』


「一部の組員は美咲さんのことをよく思っていないのはご存知でしたか?」


……そういえば、

美咲は毎日、組員にお菓子を貰って

少しずつ仲良く慣れてきたが

慣れない人も中にはいるって……


だからって……



「組員の話を聞いたのではないかと…」