「今日は魅音のこといっぱい
 知れちゃった」


「僕も。

 今一番僕がななのこと詳しいね」


「そうね」

いつのまにかお茶菓子も、お茶も。
わたしたちのお腹のなかに消えていて。



「もう30分かぁ」


魅音の寂しそうな声が聞こえた。