次の日から、普通に授業が始まった。
そして放課後は部活の勧誘も。
私は中学の時から和也がやっているという事もあり、陸上のマネージャーをしていた。
だから、高校でも続けたいとずっと思っていた。
和也も陸上を続けると言っていたし、ちょうどよい。
私は自分では走ったりすることはできないけど、その走っている人のサポートをするのがとても楽しくて、素敵だと思う。
「慧はやっぱり陸上のマネージャーやるんだ?」
「うん!那月は?」
「私は何にもやらなーい。バイトしよーと思って!」
那月の家は兄妹が多いため、那月も生活を支えているらしい。
なんてできた子なんだろう…
「また今度、那月のうちに遊び行くね」
「うん!待ってる!!!!みんなも慧のこと大好きだから喜ぶよ!」
そうして那月とはバイバイをして、早速陸上部に向かった。