すると、亀たちはおずおずと頭を甲羅から出して、言いました。

「もしもし、」

「私たちを」

「お忘れではないですか?」

亀たちは、すばらしいコンビネーションで続けました。

「私たちは」

「亀三兄弟」

「亀田三兄弟ではありません」


「私たちは」

「竜宮城の使いのもの」

「お礼に皆さんを竜宮城にご招待しましょう」



3人の太郎たちは大喜び。

亀の背中に乗って、竜宮城に向かいました。