お前の事が好きなんだ。 レオは、今、なんと言ったんだろう。 私の思考回路は、とうとう壊れてしまったらしい。 言葉は聞こえるのに、理解が出来なくて。 だって、だって。 今、レオが私を・・・。 「す、き・・・?」 「ああ」 そんな、まさか。 だってレオは、女嫌いで。 いやでも、それは、お母さんのことがあったからで。 だけど、だからって、なんで・・・。 「すきだ、ユキ」 「・・・っ」 「だから、俺がお前を護りたいのだ」 胸が、ドクンと。