男生活が始まって1ヶ月が過ぎていったー.....

「行ってきまーす」母さんにそう言って俺は学校へと向かった。もう、頭の中はぐしゃぐしゃで自分でも何かわからなくなった。

学校へ向かう途中いつも通り菅谷に会った。
「よ!おはよー!」
「うっす!」そこから二人でゲームのことやら彼女欲し〜!とか30分の間ずっと話し合っていた。するとそこに1人の女の子が俺たちの前に現れた。
「なぁ?どーしたんだろ.....?」菅谷が不安そうな顔でこっちを見る。
「さぁ....?なんか助けて欲しいのかな?」俺たちは彼女に聞こえないようコソコソ話した。
「あ、あの!///」やけに顔が赤い。
「ん?どーしたの?」二人で彼女に答えていた。
「私、1年の笹岡柚木といいます、............虹恋さん!私入学した時からずっと......好きです!」そう言って彼女は周りの目も気にせず俺に告白してきた。
どうしようかなんかわからない。実際、考え方として”女だった俺”は、彼女とかなんかに興味ないしもし付き合うならレズ的な感じで引いてしまう。その時柚木と名乗る女の子は去っていった。学年は同じなのに顔も名前も見たことなかったなんてー.....
「いーな!にこ!ッずりーな....ぁー!彼女欲し〜!」菅谷は羨ましそうな顔で俺を見てる。
「うっせーぞ、俺やっぱりそーゆーの興味ねーわ。」
迷いをも隠しながら笑顔で応えた。

キーンコーンカーンコーン.....学校の予鈴が鳴って今日の一日が終わった。