2年前から起こったこの人生を振り返ってふと思った。
【結局逃げただけじゃん自分】


「おい、何ボサっとしてんだよ、」菅谷にちょいとつつかれ我に戻った。もう楽しい気持ちなんか無くなってきた。












「楽しかったなー!またいこーな!」菅谷のパークに染まった姿が胸を熱くさせる。苦しい。切ない。自分はこんなにも臆病者だったか?と自問自答してしまう。
「(`0´)ノ オウ!楽しかったなー!また行こな!」そう言い残して駅からさった。結局今日は何したんだろー......
家へ帰って両親と久しぶりに一緒に夕食を食べた....
「俺、もう寝るわ。」大好きなオムライスも半分以上残した。「もういらないの?」母が心配そうな顔で見つめてた。
俺は間違いなく後悔してる。男になったことを。でももし今戻ったらまたあの地獄に戻るのか?もうわからん!
髪の毛をぐしゃぐしゃ掻き分けた。
そもそもなんで女に戻りたくなったー?また自問自答がはじまる。
「あーあ。充実って、なんだろ。」思いが口に漏れていた。
プルルルル.....プルルルルp.....
『コンプレ社』
「あ、もしもし?」
「やっぱり後悔してるじゃないですか。」なんでわかるんだろー..?
「すみません、なんかもう、わかんないっす。」
未来さんははぁ.....と少しため息をついた。そして一息ついたところで
「もう、無駄な充実感を捨てなさい。」
そう言って電話をまた切られてしまった。そこで初めて俺は間違いなくなにかに芽生えた。