鏡花は学校の図書室で借りた本を、机から取り出して読み始めた。 その本は低学年向けの漢字の少ない本だった。 鏡花はその本のシリーズをずっと読み続けていた。 鏡花は、その本に出てくる主人公の少女が大好きだった。 色んな所に行って冒険をし、人を助ける少女が、とてもかっこよかった。