「おじいちゃん、今日ね友達ができたの!」 鏡花は祖母に話したように今日あったことを話した。 鏡花の嬉しそうな表情に、祖父は益々相好(ソウゴウ)を崩した。 「よかったな、鏡花。 その子はなんて名前なんだ?」 「桜花って言うの!」 「桜花? ……そうか、桜花というのか。仲良くな」 「うん!」