家から一歩出ると、 外は太陽がガンガンに輝いている。 蝉の鳴き声が頭の中で木霊する。 私は白い帽子をもう一度両手で深くかぶる。 ゆっくり、寄り道もしながら、 とある場所へと向かう。 道路の隅を歩き、 田んぼの横を歩き、 山の中を歩き、 お気に入りを翻し、 お気に入りの場所に行く。 「つーーーいた‼︎」 私は【向日葵畑】へと足を踏み入れる。