お葬式が終わり家にあったお父さんの物を片付けていると。
手紙を見つけた。

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みさきへ
きっとこれを読んでいるということは父さんはもういなくなっているんだね。
みさき、今までありがとう。

みさきが一人で暮らすのは心配なので、下に書いてある住所に行って下さい。
行けば話はわかるはず。父さんの昔からの親友だから心配することはないよ。


〒○△□…
◇▽市………




父さんより
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これって…。
どうしよう、行ったほうがいいかな。
お父さんの親友だって書いてるけど迷惑は掛けられないし…。

よしっ、一回行って話をして帰ってこよう…!




住所は…ここだよね。
心配するなって言われても不安だし…。

インターホンを押すか迷っていると。

ガチャ。

家の中からお父さんと同じくらいの歳の男の人が出てきた。

ど、どうしようっっ。

「どうしたの?何か用ですか?」

「あっ、えとその…。」

「あ。
もしかして君は、、美咲ちゃん?」

「え、?」

「あれ、違った?」

「っそうです!美咲です。」

「そうかそうか。話は分かっているよ。
さぁ、今日から君はわが家に住むんだね。」

「…?!?!?!
ふえっ?!そそそそんなの聞いてませんよっっ!?!?」

「なんだ、聞いてなかったのか。
まぁ、君はうちに住むことになったんだよ。笑」

「笑……じゃないですよっ。そんなの申し訳ないですし!迷惑は掛けられないので大丈夫です!!」

「遠慮することないよ。きっと、玲(れい)も來人(らいと)も喜ぶから。
な?二人とも。」

「俺は全然うぇるかむだよ~♪」

「……。」

「ね、全然大丈夫!」

「どどどこが大丈夫なんですかぁっ!」

「ってゆうか、うちに住んでほしいんだよね…。」

「え?」

「いやぁ、恥ずかしい話私たちの家に家事が出来る人がいないもので…笑
だから、お願いします!」

「え"…。」