小さい子から、

老人まで。


ごく普通の光景だったけど、

不思議な光景だった。


この町は本当に小さな国。


たぶんオルアよりも

いろいろなものが進んでいない。


だからお店と言っても

大きなお店ではなく、

小さなお店ばかり。


私はいろいろと回って

見てみた。


珍しいものもたくさんあったし、

面白そうなものもあった。


「これ、ください!!」


物を手にとって、

差し出した。


自分で買い物とかを

したことなどなかったから、

金額を言われても

高いのか安いのかとか

全然分からなかった。