だから、 私は楽しみにしているのだ。 もちろん、 その子たちと遊んだり、 話したりできるわけではないが、 見ているだけで 自分も一緒になって 遊んでいる気分になれて 嬉しくなれるのだった。 これが私の唯一の 楽しみだった。 だから私は 『オルア』のお祭りまで 10日以上あるのに、 そのことだけ考えていた。 待ち遠しくて、 仕方ないその日までの日は すごく長く感じたけど、 この時間も好きだった。