震えてた私の肩も

落ち着いてきた。


もう私の中では

ノイさんの存在は

かけがえのないものに

なっていた……。




大切な人に……。



私はノイさんに

気づかれないように

涙を拭いてから

顔をあげて、

ノイさんの目を見つめた……。


そしたらノイさんも

私の目を見てくれた。


本当に優しい目で。


だめだよ……。


そんな悲しい顔で

見つめられたら、

涙こらえられないよ。



耐えきれなくなった私の頬には、

涙が流れていた………。