だから私も

ノイさんの言葉なら

信じられる。


そう思えたんだ。


私はノイさんに

お礼を言ってから、

魔法を使った。


魔法をむやみに

使ってはいけない。


使った分だけ

体に襲ってくる代償は

とてつもなく大きいから。


でもノイさんを助ける為。


そう思ったら代償とか

考える前に行動していた。



「すごい……
こんな……
こんなすごい魔法が使えるなんて……」


ノイさんは驚いた表情のまま、

私の方を向いて

言ってきた。


「この魔法には、
少し秘密がありまして……」