私とノイさんは

驚いて後ろを見た。


その時見えたのは

カルさんが

護衛の人たちに

抑えられている様子だった。


その様子を見て、

二人で助けに行こうと思った時に

カルさんが叫んだ。


「ノイ!!何してんだ!!
俺なら大丈夫だから早く行け!!
早く逃げろ!!」


私は助けに行くべきだと

思ったけど、

その言葉を聞いて

ノイさんは前を向いて

走り出した。


「良いんですか!?」


「大丈夫だ!」


ノイさんは力強く言った。


護衛の人たちに

敵うはずない。


そんなこと

すぐに分かった。