その言葉に、
心が熱くなった。
何で見ず知らずの私のために
そんなにもしてくれるの…?
そんな疑問が膨らんだ。
すごく優しい人なんだと思い、
私のために大きな迷惑を
かけてしまったことが
すごく申し訳なくなった。
その時、
急に男の人たちが倒れ、
『カル』と呼ばれる男の人が
私たちの方にやってきた。
茶髪の人とその人は
微笑しながら話していた。
その光景を見て、
私はすごく安心した。
「あの……。
ありがとうございました。
あなた方がいなければ…
私は…
今頃どうなっていたことか……」
私はその人たちに、
心からお礼を言った。