ノイさんの言葉が

胸に響く。


『このまま魔法を使い続ければ、私は死ぬ。』


ノイさんの言葉で、

それがより鮮明に

理解された。


『死んじゃう…』




それでも私は…。


もう……




私は休むことなく、

治療を続けた。



それから何時間かして、

なんとか、

一通りの傷がふさがった。


それに安心したとき、

急に体中の力が抜けて、

倒れこんでしまった。


ノイさんが

私を抱き寄せてくれて、

必死に声をかけてくる。