「ごめんなさい…。」
「良いよ。行こう…!!」
ノイさんは
私にそう言って、
手を差し伸べてきた。
コウさんは
それを優しく見つめていた。
少し遠い目をして…。
それから
私たちは通路の出口の方に
走っていった。
通路の終りが見えてきて、
私はノイさんと別れた。
私はコウさんと
二人で中央塔の方に。
ノイさん……。
どうか、どうか。
無事で……。
私は走り出した。
私は大きな不安と、
恐怖ばかりを抱えて……。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…