「向こうの人のいない方にでも行こうか。」


カルさんについて行き、

使われていない小屋に入り、

そこで

『カルさんを助ける方法』

を考えた。


計画を決めたところで、

私は二人と自分に

魔法をかけた。


服装とか髪とか、

顔とか見た目を

変えるだけの魔法。


また頭の奥を

文字のようなものが走る。


小さな頭痛が残る。


一日に何度も

魔法を使うのは

本当に大変なことだから…。


「さぁ行きましょうか!!」


私は頭痛を堪え

元気をふるまった。