勉強の係りの者が

本を読みながら、

私にいろいろなことを

教えてくれる。



私はこの国の王女。


なりたくて

なったわけじゃないし、

やめても良いと

言われるなら、

今すぐにでもやめたい。



だけど、

私がここにいるのには

きっと何か意味がある。



だから私は、

嫌なことでも

自分に与えられたことは

何でもした。



今となっては、

誰かに何をしたいとか、

何をしたくないとか、

そんなことを言おうと

思うことすらなくなった。