「はい、、代わりました。何か用ですか?」



非常に冷たく、非情なまでの口調でいった。



「急でもうしわけないんだが、今日会えないか?

 

 色々話したいことがあって。。」



「今日ですか。今日も学校にいかないといけないので…。」



「そうしたら、終わる時間は?」



「何時になるかは分かりません。」



精一杯の抵抗だ



でも、”やつ”は喰らいついてくる



「分かった。ほんじゃあ、待っている、裏門の所で、知っているだろう車?

 車の中で待っている。ほんじゃ。」



電話は切れた。



いつでも、どんな時でも一方的だ。



威圧感しか残らない。



抵抗は出来ない



なぜ出来ないんだろう



もう終わっているはずなのに



どうしても抵抗は出来ない



悔しさで、握ったこぶしにつめがささり、血を流すしか方法はないのだろうか。





食事を終え、制服に着替えた。



学校では、部活もまだ始まろうとしていない。



どうなるかはめどは立っていない不安はあるが、



今は目の前の不安が大きく膨らむばかり



一対なんの、用があるのだろうか。



まさか、前と一緒なのだろうか。




辛い、辛い、辛い



団地の屋上まで足を運んでしまおうか



飛び降りたら、こんなに苦しむ毎日ではなくなる



楽になるだろう



そういつも妄想を膨らましてばかりいる。




出る時は元気よく家を飛び出した



重たい足は、鉛のようになっている事に家を出るまでは分からない。