言うまでも無い状態が、歩きながら続いていた。




かなりの前に、夢斗が歩いている感じがする。







隣に居るはずなのに、なんでか駅に近づくに連れて遠く感じた。







22時くらいだったか、駅は人でごった返していた。




駅のホームは別々だった為、階段の下でどちらかの電車が来るまで

待っていた。




あと5分程できてしまうので、何を話そうとずっと考えていたけど、

夢斗から口を開いてくれた。




「あのさ、次どうしようか。。」




「ん~今何気に、少し事件があって、部活休みだから、来週からお盆休みだし

 来週かなぁ~。」




「そっかぁ~、分かった。じゃあ、来週、またうちのほうに来るか?

 海もあるし、それに誰も家いなくなるから…。」




内心、えぇ~えぇ~もうお泊りですかぁ~と思ったけど、

少しわくわくもした。




「ちょっと、家の人に聞いてみるねっ。

 多分大丈夫だと思うよ。」




少し声を高めに返答をした。