普段からあまり、人ごみの中は得意な方ではないんので、人目を気にしながら

 歩いていった。




 でも、今日は隣に心強い仲間がいるので、何とも安心だ。


 表玄関をすり抜けてを抜けて、左の脇のパフェ屋に入っていった。

 
 甘いものが大好きな私は、ここのパフェがかなりのお気に入りだった。







 夢斗は好きなのかな?、こうい場は大丈夫かなと思いながら、少し気にしていた。




 店内に入ると、ガラスばりは行きかう人達に見られながらなので、少々恥ずかしい

 想いだった。


 それを横目にあまり気にしないのが、彼でそれもまた、不思議な人だった。




 外を見渡すと思ったら、嬉しそうにしゃべりだす。




 つかめない人だったが、自分もそう思われているのかなとも思った。







 色々な面で共通点があるが、それでも違う所もありで、面白かった。




 ふいに、質問をしてきた。

 「ねぇ~、好きな人とか今いるの?」

 


 ざっくばらんに話しをしている中、不意な質問だった。



 予想だにしていないことだったので、びっくりした。




 「ん~どうだろう、気になる人はいるけどねっ。」




 そういうあいまいな表現が精一杯だった。




 「そっかぁ~、なんかそんな風に見えないなぁ~と思って…

  嬉しそうに、パフェほおばるし、話す時本当に嬉しそうに話しをするし、

  なんか、見ていて気持ちがいいよ。」




 褒められた。とおもって嬉しかったが、でもなんか素直に受け止められない。

 


 「えぇ~そんなことないよ。夢斗だって、かなり不思議な人なんだけど。」



 「えっ、そう?自分が?そんなこと……あるかっ、あははははは。」

 


 自分も笑ってしまった。




 やっぱり変な人だ。でも、好きになるのには、あまり原因とかないから、まぁ

 今のままでもいいかと、納得した。




 少年ぽい所とか、かなりうけるし、それでも大人びた所は少々魅かれた。