その時は相思ったが、二人は女性、一人は男性であったから、多分間違いはない。


 
 お顔は一瞬見えたが、はじめてみる顔だったので、上級生か下級生のご家族の可能性が高い。




 もしも本校の生徒だったらの話しだが。




 でも、その可能性は高いと自分は勝手に思い込んでいた。

 




 ここで躊躇すると、何か気まずい雰囲気になるので、出来る限り自然に入った。

 
 


 運良く校長室に入るところだったので、入口入ってすぐ左の鍵室に鍵を掛けて、

 足早に出て行った。


 


 校長室の様子が気になったが、そこまでミーハーではないのが幸いしたので、

 そのまま立ち去ることにした。






 明日になれば、正式に発表になるだろう…






 しかし、よくここまで変な事件が多いものだ…どうしてなのかは未だに分からない。




 それでも、自分は普通のヒトではない。




 だからこそ、余計に頭も使うし、気も使う。













 
 変なところではあるが…今の自分、非常に耐えている事だけは知っている。