急遽予定が変更になり、慌しく時間が過ぎた。



 結局、ミーティング&勉強会が出来たのは1時間ちょいだけで、その日は終了となった。

 
 まだ遣り残したことはあったが、夜は厳戒体制に入るとの事で、あまり

 遅くまでは残せてはくれなかった。




 最後の方になり、顧問の久下先生が顔を出してくれた。

  


 「なんか、今日は慌しくて申し訳なかったな…。でも、今日の事ははっきりいって

  君たちにはなんら関係のない事だから、心配はしないように。

  キャプテンが第一発見者だからといっても、今日までのことだから、

  特別気にしないように。

  明日は、隣の西洋英和の体育館を使わせてもらうことになったので、明日は

  朝10時に学校に集合で皆で行くから、キャプテン引率を頼むな。」




 「はいっ。」





 なんだかんだ、明日と明後日しかないので、

 今日は多少の褒め休みになったのだろうか…


 それにしても、自分との関わり合いは今日で最後なんだろうか。




 幸いなことに、バレー部全員の安否は取れた、家族も問題ない。




 あとは、本当に被害者の身元を割り出して、関係ないことが証明できれば良いことだ。

 
 でも、胸騒ぎはずっと続いている。

 
 どうしても、というか何でというか、全然分からないけど、ずっと…