「なんだ、このお弁当全然、可愛くないじゃなぁ~い!」

 
 と…さびしかった。




 わびしかったのを、子供心ながら覚えている。




 自分でも何でそんなことを言われなきゃいけないかと、特に母親を攻めたりはしなかった。




 というか、攻められなかった。




 「弱い、あんたが悪いのよ。」

 と…




 今もそうだが、いつも言われ続けられている。




 強くなければならない。




 強くあって人間だ。




 でも、なかなか、強くなれない自分はどうなのか。




 なれない人間はだめなのかと…

 


 そう思うしかなかったときもある。


 辛い過去だが、辛いとは思わない。




 これがあったり間だったから。


 辛い、悲しい気持ち、心情はどこかに行ってしまったのかも知れない。

 


 そういう、暗い過去だとやっと言えるようになったのは、最近なのかもと…




 でも、未だに心底笑えたのは、好きな人と一緒に居るときだった。

 


 好きという感情は、何でも帰られると思った。


 代えてもいいとも思った。


 代えられない自分の弱さ、ここに最大の弱点があるきがして…


 代えるきっかけ。ここに何か見出したなぁ~と思っている。

 




 これが毎朝の出来事。