よく行く海岸と言えば、観光のメインの海岸かと思っていたのだが、穴場中の穴場で

 さすがど関心してしまった。。丁度バスが着たので、目的地まで向かったのだが、

 その車中もいろいろな話ができて面白かった。




 「戦争中この御用邸に天皇がきて、隠れていたという話だぜ…、ひどいよなぁ~
  みんなが一生懸命戦っているというのに…。」




 葉山の御用邸のところに来て、そんな事を言ってきた。




 門には守衛さんがいて、厳戒なムードがないが、それでも重々しい雰囲気を漂わせていた。

 そんな話は逆に面白かった。

 


 「そうだよねぇ、お国のためといいつつ、天皇という神の化身扱い見たいな感じで
  拝んでいたんだもんねぇ~…」



 「そうだよなぁ~…自分たちは捨て駒でもいいという時代があったんだから
  今とぜんぜん違っておどろきだよなぁ~でも、昔から日本人って無謀扱いか、
  猿真似扱いされていたんだよなぁ~」




 その点なんか今も昔も変わりはなさそうだ。
 


 技術革新だと言っていても、欧米のまねに過ぎない時代がずっと続いているわけだから。

 


 「おっ、次のバス停で降りるぞぉ~。」



 丁度家々の隙間から、海が間近にのぞけられる様になってきたときだった。




 晴れ渡る空は、青々しく眩しくて、海なんて見たら反射して見えない位ではないかと

 思える位だった。