「GOー♪」

後ろに乗る側の私はほんとに楽だ。なにしろ勝手に進むのだから。

「ちょ、想那重いわ。」

「うわひっど。臣のが重いし!」

「いやいや、想那のが重かったらやばいやろ(笑)」

「あ、たしかに。(笑)」

自転車に乗りながら風に負けないように少し大きめの声で話した。